社会人になってから看護師をめざそうと思ったとき、
「何から始めればよいのか分からない」
と感じる人は少なくありません。
看護学校について調べ始めると、
- 大学と専門学校は何が違うのか
- 社会人選抜を受けた方がよいのか
- 何年も勉強していないが大丈夫なのか
- 学費や生活はどうするのか
- 志望理由や面接はどう準備するのか
など、次々と疑問が出てきます。
そこで、最初に参考書を買って受験勉強を始めようとする人もいるでしょう。
しかし、社会人から看護師をめざす場合は、その前に確認しておきたいことがあります。
まず、
どのような道筋で看護師になるのか
を知り、
どの学校を、どの入試で受けるのか
を具体的にしてから、必要な受験準備へ進む方が整理しやすくなります。
このページでは、看護学校受験ガイド なる!看を初めて利用する方に向けて、最初に確認したいことを6つのステップで案内します。
社会人から看護師をめざすときの全体像を先に知りたい方は、こちらから読んでください。
→ 詳しく読む:「社会人から看護師になるには」
社会人から看護師をめざすなら、この順番で確認する
最初に確認しておきたいのは、次の6つです。
一度にすべてを理解したり、準備したりする必要はありません。
まずはSTEP1から、順番に進めていきましょう。
STEP 1 看護師になるためのルートを知る
STEP 2 大学と専門学校の違いを知る
STEP 3 自分に合った候補校を探す
STEP 4 どの入試を受けるか確認する
STEP 5 必要な受験勉強を始める
STEP 6 志望理由を整理する
一つずつ確認していきましょう。
STEP 1 看護師になるためのルートを知る
最初に、看護師になるまでの道筋を確認します。
看護師になるには、看護師国家試験の受験資格につながる教育課程で学び、国家試験に合格する必要があります。
主な進路として、
- 看護大学
- 看護師養成課程のある専門学校など
があります。
社会人だから特別な資格取得ルートがある、というわけではありません。
まず、
自分にはどのような進路があるのか
を確認しておきましょう。
→ 詳しく読む:「看護師になるためのルート」
STEP 2 大学と専門学校の違いを知る
看護師をめざせる学校には、大学と専門学校などがあります。
どちらを選んでも、所定の課程を修了して看護師国家試験の受験資格を得ることができますが、
- 修業年限
- 教育内容
- 学位・称号
- 費用
- 卒業後の進路
などには違いがあります。
社会人の場合、
どちらが上なのか
ではなく、
自分がどちらなら現実的に学び続けられるのか
という視点も重要です。
→ 詳しく読む:「看護大学と看護専門学校、どちらを選ぶ?」
STEP 3 自分に合った候補校を探す
大学か専門学校かを考えたら、次は具体的な候補校を探します。
学校選びでは、
受験できる
だけでなく、
通える
学びたい
という3つの視点で考えると整理しやすくなります。
例えば、
- 自宅から通えるか
- 卒業まで費用を負担できるか
- 自分が利用できる入試があるか
- 教育内容に納得できるか
- 卒業後の進路につながるか
などを確認します。
合格できたとしても、卒業まで通い続けられなければ、看護師資格にはつながりません。
そのため、
「入学できるか」と「卒業まで続けられるか」を分けて考える
ことが大切です。
→ 詳しく読む:「自分に合った看護学校の選び方」
STEP 4 どの入試を受けるか確認する
候補校が見つかったら、その学校の入試を確認します。
看護学校には、
- 一般選抜
- 学校推薦型選抜・推薦入試
- 総合型選抜・AO入試
- 社会人選抜・社会人入試
などがあります。
ただし、入試の名称や内容は学校によって異なります。
社会人だから、
社会人選抜を受ければよい
と決める必要もありません。
まず、
その学校にはどのような入試があり、自分はどれを利用できるのか
を確認します。
→ 詳しく読む:「看護学校にはどんな入試がある?」
社会人選抜について詳しく知りたい場合は、
社会人選抜と一般選抜のどちらを利用するか迷う場合は、
も確認してください。
STEP 5 必要な受験勉強を始める
志望校と入試方式が具体的になったら、必要な受験勉強が見えてきます。
ここで初めて、
何を勉強する必要があるのか
を考えます。
最初から参考書を何冊も買ったり、中学校から高校までの内容をすべてやり直したりする必要はありません。
まず、
- 最新の募集要項
- 過去問
を確認します。
そのうえで、
今の自分に何ができて、何を学び直す必要があるのか
を考えます。
何年も受験勉強から離れていても、必要な範囲は人によって違います。
→ 詳しく読む:「何年ぶりかの受験勉強を始める方法」
STEP 6 志望理由を整理する
受験では、学科試験だけでなく、志望理由書や面接への準備が必要になることがあります。
社会人の場合、
- なぜ看護師なのか
- なぜ今なのか
- なぜその学校なのか
- 将来どう働きたいのか
を自分の言葉で整理しておくことが重要です。
立派な理由を作る必要はありません。
これまでの経験と、
なぜ今、看護師という進路を選ぶのか
をつなげて考えます。
→ 詳しく読む:「社会人の志望理由の作り方」
面接では、その内容を暗記して話すのではなく、質問に応じて説明できるように準備します。
「受験できる」だけでなく「通い続けられるか」も考える
社会人から看護学校をめざすとき、受験対策だけでは決められないこともあります。
例えば、
- 学費
- 教材費や通学費
- 在学中の生活費
- 仕事を続けられるか
- 仕事を減らした場合の収入
- 家事や育児との両立
- 奨学金
などです。
これらは、
合格した後も学校へ通い続けられるか
に関わります。
ただし、最初からすべてを細かく調べる必要はありません。
まず候補校を具体化し、その学校へ通う場合に何を確認する必要があるのかを整理していきましょう。
学費については「看護学校の学費はいくらかかる?」で、学費以外も含めた卒業までの費用については「看護学校に3〜4年間通うと総額いくらかかる?」で詳しく整理しています。
迷ったら、まずここから
社会人から看護師をめざす準備は、
看護師になるルートを知る
↓
学校を選ぶ
↓
入試を確認する
↓
必要な受験準備を始める
という順番で進めると整理しやすくなります。
すべてを一度に進める必要はありません。
まだ、
本当に看護師をめざすかどうかも決めきれていない
という段階なら、まず社会人から看護師になるまでの全体像を確認してみてください。
→ 詳しく読む:「社会人から看護師になるには」