社会人から看護師をめざすときは、いきなり受験勉強を始めるよりも、まず看護師になるまでの道筋や、どのような学校があるのかを知っておくことが大切です。

看護師になるためには、看護師国家試験の受験資格を得られる課程で学ぶ必要があります。ただし、学校には大学や専門学校などがあり、それぞれ学び方や修業年限、学校生活の特徴が異なります。

また、社会人から進学する場合は、

  • 自分がどのルートで看護師をめざすのか
  • 大学と専門学校のどちらが自分に合うのか
  • 卒業までにどのくらい費用がかかるのか
  • 仕事を続けながら通えるのか
  • 奨学金などを利用できるのか
  • 年齢を理由に受験をためらう必要があるのか
  • 自分の生活や希望に合う学校はどこか

を順番に考えていく必要があります。

このページでは、看護師になるまでの道筋や学校選びについて、最初に確認したい記事を案内します。

社会人から看護師になるまでの全体像を知る

「看護師になりたい」と思っても、社会人から進学する場合は、学校選び、入試、受験勉強、仕事や家庭との両立など、確認することがいくつもあります。

まずは、どのような順番で考えればよいのか、全体像を確認してください。

「社会人から看護師になるには」

看護師になるためのルートを知る

看護師になるには、国家試験の受験資格を得られる看護師養成課程を修了する必要があります。

進学先には大学、短期大学、専門学校などがあり、あなたのこれまでの経歴によって選べるルートも異なります。

まず、

自分がどのルートで看護師国家試験の受験資格をめざすのか

を確認しましょう。

→ 「看護師になるためのルート」

大学と専門学校の違いを知る

看護師をめざす社会人にとって、大きな選択の一つが、

看護大学と看護専門学校のどちらを選ぶか

です。

大学と専門学校では、修業年限、学び方、取得できる資格や称号、学校生活などに違いがあります。

どちらかが一律に優れているわけではありません。

自分が何を重視するのか

によって選択は変わります。

「看護大学と看護専門学校、どちらを選ぶ?」

進学に必要なお金を確認する

社会人が学校を選ぶときは、入試条件だけでなく、卒業まで通い続けられるかも確認する必要があります。

まず確認したいのが、学校に支払う学費です。

授業料だけではなく、入学金や実習費など、学校によって必要な費用は異なります。

「看護学校の学費はいくらかかる?」

卒業までの総費用も考える

学費を確認したら、次は、

3〜4年間の進学期間全体でどのくらいのお金が必要になるのか

を考えます。

教材費、実習にかかる費用、通学費などに加えて、一人暮らしを始めれば生活費も変わります。

また、仕事を減らしたり辞めたりする場合は、在学中の収入が変化する可能性もあります。

「看護学校に3〜4年間通うと総額いくらかかる?」

働きながら通えるかを考える

社会人にとって、

入学後も現在の仕事を続けられるか

は重要な問題です。

仕事をしながら通える学校もありますが、授業だけでなく実習もあります。

そのため、

「授業が何時に終わるか」

だけではなく、

  • 授業時間
  • 実習
  • 学校の就労・アルバイト方針
  • 自分の勤務形態

などから、どの程度仕事を続けられるかを考える必要があります。

「働きながら看護学校に通える?」

必要な費用をどう補うかを考える

学費や生活費、在学中の収入を考えた結果、資金が不足する場合には、奨学金や修学支援制度を確認します。

看護学生が利用できる制度には、

  • 給付されるもの
  • 卒業後に返済するもの
  • 一定の条件を満たすと返還が免除されるもの

などがあります。

まず、どのような制度があるのかを確認してください。

「看護学校で利用できる奨学金」

病院の奨学金・返還免除制度も確認する

看護学生を対象に、病院や医療法人などが奨学金を設けていることもあります。

卒業後に一定期間その病院などで勤務することで返還が免除される制度もありますが、勤務条件や途中で退職した場合の返還条件などを事前に確認する必要があります。

一般的な奨学金とは性格が異なるため、利用を検討する場合はこちらも確認してください。

「病院奨学金・返還免除制度とは?」

病院奨学金・返還免除制度とは?

看護学校進学の費用を支える制度には、病院奨学金のほかに、社会人が利用できる可能性のある「専門実践教育訓練給付金」もあります。

両者は仕組みや条件が異なるため、別の制度として確認してください。

「専門実践教育訓練給付金とは?」

年齢について確認する

社会人から看護師をめざす人の中には、

「この年齢から受験しても大丈夫だろうか」

と考える人もいるでしょう。

年齢について考えるときは、

「何歳だから無理」と一律に判断するのではなく、出願条件や学校の受け入れ状況を具体的に確認する

ことが大切です。

社会人選抜に年齢や職歴などの条件が設けられている場合もあるため、実際の募集要項を確認する必要があります。

「看護学校受験で年齢は不利になる?」

自分に合った学校を選ぶ

大学か専門学校かを決めても、それだけで志望校が決まるわけではありません。

実際には、

  • 通学できる場所か
  • 入試を受けられるか
  • 学び続けられる環境か
  • 必要な費用を負担できるか
  • 仕事や家庭との両立が可能か
  • 自分が重視する条件に合っているか

などを、学校ごとに確認する必要があります。

学校名や知名度だけで決めるのではなく、

自分が現実に通い続けられる学校か

という視点で比較しましょう。

「自分に合った看護学校の選び方」

次は学校と入試を具体的に確認する

ここまで、
看護師になるルート → 学校の種類 → 費用 → 仕事との両立 → 奨学金 → 年齢 → 自分に合う学校
を確認してきました。

進学先の種類や候補校が見えてきたら、次は、

その学校にはどのような入試があり、自分がどの方法で受験できるのか

を確認します。

「学校・入試を知る」